2026/03/04
ジョリパッドとそとん壁 外壁メンテナンスの違い

こんにちは。
エッグ住まいる工房の関口です。
住まいづくりの打ち合わせで、暮らし始めてからのメンテナンスのお話は気にされる方も多いと思います。
なかでも、外壁のメンテナンスコストはどんな部材を選択するかでのちのちのランニングコストに大きな差が生まれます。
今回は、塗り壁のような外観にしたい!とお考えの方なら一度は耳にされたことのあるであろうジョリパッドと自然素材のそとん壁の比較をしてみたいと思います。
完成時のデザインは皆さん真剣に考えられますが、10年後・20年後の姿まで想像されている方は決して多くはありません。
ジョリパッドのメンテナンスとは?
ジョリパッドは樹脂系の塗り壁材です。
デザインの自由度が高く、色やパターンも豊富。
モダンな外観にもよく似合います。
また、外壁としての防水性能は表面の塗膜で保つことができます。
では、このジョリパッドを選択した場合、
将来どのようなメンテナンスが必要になるかを考えてみましょう。
手を加える必要があるのは、
・経年で撥水性が落ちる
・汚れが表面に定着する
といったところ。
目安としては10〜15年で足場を組んでの再塗装が必要になります。
仮に30年住み続けると考えると、2回以上こういったメンテナンスが必要になることになります。
デザイン性に優れているので個人的にも良い商品だと思います。
ただ、「塗り替えを前提にする外壁」だという理解は必要です。
そとん壁のメンテナンスとは?
そとん壁は火山シラスを主原料とした無機質の自然素材です。
最大の違いは、ジョリパッドのような塗膜に頼らない外壁材という点です。
素材そのものが耐候性を持っているため再塗装は不要。
また、汚れに関しても静電気を帯びにくいため付着しにくいといった特徴があります。
ただ、実際には表面の凹凸にホコリが付着することもあるでしょうし、ノーメンテで美観が何十年も保たれるというわけではありませんのでご注意ください。
暮らし始めてから必要と考えられるメンテナンスは、
・高圧洗浄機などを用いた、必要に応じた洗浄
が中心になります。
メンテナンス比較表
| 項目 | ジョリパッド | そとん壁 |
|---|---|---|
| 材質 | 樹脂系塗り壁 | 無機自然素材 |
| 防水性能 | 塗膜の性能で防水 | 素材の性能で防水 |
| 再塗装 | 10〜15年目安で必要 | 不要 |
| 汚れ | 凹凸部に雨だれやホコリ | 凹凸部に雨だれやホコリ (静電気を帯びないので付着しにくいとはいえ) |
| メンテコスト | 防水性を保つための 足場設置と再塗装費 | 美観を保つための洗浄費 |
| 経年変化 | 経年で徐々に劣化 | 自然素材のため風合いに |
外壁材を選ぶ際に考えるべきこと
外壁選びは、見た目の好みだけでは決めきれません。
大切なのは、
「定期的に塗り替えて守る住まい」か
「塗り替え回数を減らして維持する住まい」か
という考え方です。
外壁の選択によって、将来何十年間と住み続ける以上必要になるメンテナンスコストに大きな差が出ます。
エッグ住まいる工房としての考え
私たちは自然素材を扱う工務店として、流行やデザインだけでなく、お施主様の将来を見据えたご提案を行います。
安心して長く暮らしていただくために、
初期コストだけでなく、将来のメンテナンス回数や費用まで含めてご説明します。
完成した瞬間が一番きれいな住まいではなく、
年月を重ねても味わいの増す住まいを。
外壁選びはその大切な一部です。
気になる方は、ぜひ打ち合わせでじっくり比較しましょう。






